きつねさがしのひとりごと(倉庫)

 ここ2〜3年、行く先々でお天気雨に遭遇することが多くあります。――所謂「狐の嫁入り」ってヤツです。狐大好き生活をおくっているんだから何となく「記憶に留まる」ことが多いのは事実でしょうが……徐々に頻度が上がっているような?
 これも近年の異常気象なんですかね? パラパラと音を立てて明るい雨粒が風景を潤ませてゆきます。(5月2日)

 王子の初午に出掛けてきました。
 伏見に稲荷神がおまつりされて以来、お稲荷さんのお祭りといえば先ずは初午です。王子の町も江戸の世ほどとはゆかないでしょうが、出店が軒を連ねてなかなかの賑わいよう。近頃の出店は随分と個性的で、お好み焼屋だけ見ても鉄板一面に四角く生地を敷き広げている店、牛スジを煮込んでいる店、背後でせわしく働いてるお母ちゃんと喧嘩しながらヘラを返してる親父の店などさまざま。なかなか良い休日を過ごせました。
 画像は王子稲荷神社装束稲荷神社の火防凧、今年分。(2月5日)

 これも小面。なんともホノボノとしたおキツネさん。大きいのが欲しかったのですが、なかった。不勉強でいかんのですが、どうやら福岡で作られているそう。それ以上のことはよく分からんのです。(1月6日)

 小面というか、小ぶりの飾り面が作られていることが多くあります。僕自身そうですが、蒐集癖が昂じてくると飾る場所に困るようになります。で、小さいほうがイイかな……と。
 面を製作しているのは各地の張子作者の方ですが、小ぶりであっても手を尽くしてあるものが多く、個性的で楽しいものです。ただ、通常の「被れるサイズ」のものに比べれば、やはり幾らかの省略は必然的に行われますので、結局「でかいのにしときゃよかった」となります。
 画像は豊川稲荷の門前で購入した小面、どうやら豊橋でつくられているもののよう。(1月6日)

 「おでこに葉っぱ」の面というと以前にも登場した春日部張子さんの狐面が思い浮かびます。飾る場所にも限界があるため小面にしたのですが、狐好きは業の深いもののようで、やはり大きいのが欲しい。東京からそんなに遠くないので、そのうちまた行けるでしょう。(1月5日)

★「招き猫本舗」春日部張子人形店→
http://www.maneki-neko.com/

 野狐っぽいというか、もうキツネ丸出しなのがこちら。「秩父張子工房」の狐面。
 昨年の秋に旅行した際に『秩父物産館』(だったかな?)にて発見しました。日本の狐グッズ、特に民芸品でここまで「キツネらしい」のも珍しいと思う一品。(1月5日)

 今年の「狐の行列」で購入した狐面。山形の「ぞう六」さんの作。「ぞう六」さんのものは可愛らしさが特徴の一つですが、これは特に野狐っぽさが可愛らしかったので購入しました。かぶるんなら女性か子どもさんがいいんじゃないかな?(1月5日)

 新年明けましておめでとうございます。本年も皆様にたくさんの狐福のあることをお祈り申し上げます。
 さて早速ですが、今年も恒例の「王子・狐の行列」に参加してまいりました。ご参加された皆様方、お疲れ様です。

 今年(去年?)も変わらず、狐のメイクをした人々が町中に溢れていて壮観でした。身なりのよい初老の紳士も、オーストラリアから来た夫婦も、ベビーカーの子も狐顔。狐好きには愉快で堪りません。おすもうさんが「ちゃんこ鍋」の屋台を出していました。モンゴルのマンホールチルドレンへの募金にするそうです。勿論おすもうさんも狐顔。(1月2日)

 当サイトの運営にあたり、神社・寺院の方々や氏子・崇敬者の方々にとても助けて頂きました。「狐好き」が訪れるというのは「やや異常」ではないか? 客観的に考えてそう思える状況で、快く撮影のご承諾や情報提供を頂けましたことに深く御礼申し上げます。(1月1日)

 狐面のイノシシに家族ができました。いきなりですが、子が二人(笑)。
 王子のヤマワさんで出会った狐の土鈴があまりに可愛かったので、製作元の鈴蔵さん(東京都青梅市御岳2-275 http://portaltokyo.com/guide_tama/contents/c28027reizo.htm)にて購入しました。(※御岳山にも参拝しましたが、お稲荷さんは無かったのです)
 手作りの品なので、ちょっと色黒で毛深いのとか、おかめの面持ち何かもいましたが、まあ、なんとなく色白のイノシシに決定。こちらは狐面ナシです。お正月気分が盛り上がって参りました。と同時に、大晦日〜元旦の重大イベント「王子・大晦日の狐火」が目前です。やはり今年は「春日部張子」さんの「狐面」で行列参詣しようと思います。(12月27日)

 来年の干支はイノシシ――特に何の感慨も無いのです。近しい家族にも亥年生はなく、個人的にはイノシシは好きでも嫌いでもありません。
 「狐年があれば良いのに‥‥」そう思っていた時期もありましたが、実のところ「干支に狐がいない」ことが塩梅が好いのです。

 画像の土鈴は狐面を担いだウリ坊。王子の装束稲荷にお参りし、すぐ向かいの陶磁器店「ヤマワ」さんに立ち寄ったところ、この土鈴がいました。ヤバイです。可愛すぎます。
 どうやら来年も「狐年」らしい。(11月7日)

 大田区の海浜、羽田空港のすぐ脇の弁天橋そばにポツンと鳥居が立っています。むかしの穴守稲荷神社の鳥居です。
 この鳥居、もともとは空港敷地内にあったものです。そう言うと「ああ、あの鳥居か」と判る方がほとんどでしょう。平成11年に現在地に移設されました。
 第2次大戦後まもなく進駐してきた米軍が羽田にあった東京飛行場の周辺地を接収、大規模な拡張工事を決定しました。その際に穴守稲荷神社をはじめ、羽田穴守町・羽田鈴木町・羽田江戸見町に居住していた人々が強制退去させられるという事態が起こりました。このとき、昭和初期に建立された穴守稲荷神社の大鳥居のみが施設内に残されることになり、現在に至っています。伝えられるところによると、鳥居の撤去にあたった関係者に次々と事故があり、それを畏れた地域住民の働きかけから旧地に保存されたといわれます。(10月18日)

 都内の有名なお稲荷さんどころには、先ず確実に「狐の伝承」が残されています。郷土研究者の努力の賜物ですが、もともと存在しなければ掘り出することもできない。つくづくお稲荷さんと狐は切っても切れない関係にあります。
 さて、有名なお稲荷さんのある土地がイメージづくりを考えたとき、まずご当地のお稲荷さんに目が向きます。そして必然的に「狐」が呼び出されることになるのです。これは地域活性化が求められてより全国的に起こっていることで、新しい「狐」の姿といえそうです。画像は東京都北区のマスコット「キタちゃん」。北区といえば王子稲荷神社の所在する区です。同区赤羽のイベントでのひとコマ。
 「北区」なので「キタキツネ」というハナシもありますが、そこらへんは不明。この日のキタちゃんの中の人とサイト管理人が同一だったりするかも知れません(笑)。「きつねさがし」をしているとイロイロなことがあるものです。(10月7日)

 稔りの時期を迎えると田は狐色となります。蔵王は山の際まで田が敷かれ、山から神の狐が田へと降りてくるという稲荷信仰のイメージが実感できます。山中には狐峰など「狐」のつく地名も多い。
「何しとるん?」
 いつの間にか背後に自転車の少年がいました。思えば田の只中、畦に車を寄せてるオッサンは不審者です。無用の心配をさせたかと反省しつつ「田の写真を撮っていたんだ」or「これから蔵王キツネ村に行くんだ」のどちらを応えようか迷いましたが、どちらも突っ立っているオッサンの事情説明としては不審者っぽさが拭えない。前者を選びましたが、少年は「ふ〜ん」と気のない返事。山上を指差して「この上には何があるの?」と問い返しました。
「……なんとも言えん」
 ポツリと返事。既に自転車を降りている少年はこちら向きのまま、会話のない間がつづきます――軽い動揺に襲われ、「わかった、ありがと」と応えてその場を去りました。困ったことに、少年が狐に見えてきていました。(9月21日)

 せっかく仙台まで来たので、青葉城址に足を伸ばしました。……城なくね? 城跡には興味がないけど、城下を一望する景観は見事でした。本丸跡の広場には騎馬で城下を見下ろす正宗公像。
 さて、その足元に狛犬が一対。随分とコセイテキですな(^^;) おっぱい/ちんこ有(笑) 銅像再建は昭和39年ですが、もともとの像は昭和10年建立だというから、そのときからここにいるのかも知れません。個性が愛着に結びつく好い狛犬。
 宮城県入りしたので、竹駒神社に参拝です。(9月20日)

 あらよっと♪

 おめでたい狐。土人形の元祖伏見人形の老舗「丹嘉」にて購入しました。千両箱に片胡坐を決めた黄狐の姿がツボにはまった。お前は野狐か? 
 土人形の狐は古型が守られているので、こんな可愛らしい顔になるようです。やはり狐は笑顔が似合います。(9月13日)

 伏見人形窯元 丹嘉→http://www.tanka.co.jp/

 狐面をまとめてUPしようと思ったのは、ようやく撮影する気になったから(笑)。それと、赤の背景が滲むのを解消するのにgif形式のが良いということを教わったから。ようやくすこし安定したみたいです。
 写真は伏見稲荷大社門前町にて購入した狐面。さんざん迷って開口する狐面にしました。幅がゆったりしているので被りやすいかも。あくまで「実用」のスタンスだったりします(笑)。(8月30日)

 愛知の豊川稲荷門前町で購入した狐面。豊川さんのはこれでもかというくらい尖っています。でも、これだけ吊り目なのに険しい表情でないのは不思議。宝珠のところが丸くなっているところが可愛い。
 (8月30日)

 以前、花見のときに子どもが被っていたのがこの狐面。王子の装束稲荷で手に入れたものなのですが、顔つきから、おそらく姫路の張子面。姫路の狐面は意匠のバランスが良くて使いやすい(謎)。種類も豊富でひととおり欲しくなってしまいます。(8月30日)

 僕のような動きをしている者の場合、むやみにお守りやら授与品を買い求めると、膨大な量を抱え込みとんでもないコトになってしまう。なので、買わない。普段は買わない。買わない、ようにしている……。のだけれど、玉造稲荷神社で何でかこの勾玉の土鈴が気に懸り、神主様にオネガイして手に取らせてもらった。土鈴とは思えない澄んだ音がする。ガラスとも鉄・銅などとも違う音だ。
「……くださいッ!」
 しまった、また買ってしまった。……まあ、イイか。(8月16日)

 靖国神社にお稲荷さんはない。ないのでサイトで取り上げるつもりはないのだけど、夕方に時間がつくれたので参拝して来ました。
 結果的に夕方であったことが良かったらしく、喧騒もなく静かにお参りができました。神社が騒々しいというのはさみしいことです。(8月15日)

 京都の稲荷寿司は三角形であるといいます。となれば、食すほかない。――「またか」と言われそうですね。伏見稲荷大社に行ってきました。
 お山の「三ツ辻」の茶屋『三玉亭』で稲荷寿司を注文。
 桶が運ばれてきました。おお、三角!
 やっと三角の稲荷寿司にたどりつきました。三角なのはキツネのトレードマークの「耳」のイメージなんだとか。桶には六つの「耳」がピンと並んでいます。
 揚げの色鮮やかなのも京都の稲荷ずしらしいところ。いくつでも食べられそう。

 京都の人は夏に『飴湯』(HOT!)飲んでるのかと思っていましたが、売っているのはみんな『冷やし飴』でした。修学旅行で『飴湯』を飲んだ覚えがあるんだがなあ……。(8月9日)

 愛知県の豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)門前が「稲荷寿司」の発祥の地であるといわれます。となれば、食すほかない。――愛知県に行ってきました(笑)。

 豊川稲荷門前には稲荷寿司のお店が軒を連ねます。「全部は食えねえな」と一瞥して、とにかく豊川稲荷に参詣すべく山門をくぐりました。「うわ、狐だらけ(嬉)」 豊川稲荷を後にして門前町へと出たのが4時半くらい。
――あれ? お店みんな閉まってる? (;´・д・`)
 門前町の夜は早いらしい、あわてて『門前そば 山彦』に駆け込む。
 一個つくってくれた。いろんなイミで美味い。ありがとう『山彦』さん!(7月21日)

 近頃は郊外でもミノムシを目にすることが稀になりました。イモムシは得意ではありませんが、ミノムシなら大丈夫。イロイロ着込んでいるので抵抗がない。ミノムシはそんなつもりで着飾っているワケではないでしょうが。――なぜ「ミノムシ」の話か? ボチボチ気付いてくれた人がいるだろうか? よく画像を見てください、おキツネさんの眉を撮っているワケじゃないんです。何かありますね、ツノみたいなのが。石狐・狛犬を見ていると、このツノが立っていることがある。ツララのように下がっていることもある。「苔か…?」と、ツメでむしる。妙な弾力。指の皮膚が「植物じゃない!」と言っている。試しに一つ、オデコの平らなところに置いたら、ツララが立った。
 こんな生物は「ミノムシ」しか思い当たらない。あまりに小さく、石と苔にまみれている姿から想像もしていなかったが、これは石狐・狛犬専門(?)のミノムシ。手に取って凝視するとアタマのようなものが必死に奥に引っ込もうとしている。何を食べているのか疑問だけど、変った生物もいたもんだ。(7月18日)

 代々木八幡宮境内にて、竪穴式住居をひさしぶりに見た(`・ω・´) 竪穴式住居ってこんなに完成度の高い構造物だっけ? 出来が良すぎると感じるほどだ。これならば住めそう、否、住んでみたい。入口まわりのつくりといい、屋根の換気口まわりといい、シンプルかつ機能的で驚いた。以前から疑問なんだけど、この竪穴式住居に住むときは、床に何か敷くんだろうか? 地熱はあたたかとか言うけど、絶対に地ベタはカラダに悪い。以前キャンプのテントで断熱用のエアマットからはみ出していたらしく、明方に異常なほど体温を奪われて目覚めた。地ベタはまずい。

 小ネタ発見 うん、時期をはずしているんだ。すまない。(7月11日)

 今年も野良たちが子猫を連れ歩く季節となりました。
 猫とキツネは似ています。以前は外見的な特徴で似ていると見ていましたが、生態からして似ています。ジャンプ力・耳の良さ、警戒心の高さ、かかあ天下気味なこと(笑)……遜色はないと思う。
 しかし、キツネは1匹もおらず猫また猫。キツネだって残飯を食べるし、夜行性でもある。ヒトから見てそんなに変らなくても、何か決定的な差があるんでしょう。キツネは一匹もいません。「穴」がないと繁殖できないんだろうか? (7月6日)

 暑チィ〜。降っても止んでも暑い日です。どうやら暑いのが好きな僕はアヅイアヅイ言いつつ、ちっとも困っていない、らしい。
 暑いから冷たい緑茶を飲む。うまい。そういえば寒暖のキツイ盆地・京都のひとびとは、こんな暑い日には熱いものを飲むそうな。「カラダが熱くなれば涼しい」――禅問答だろうか? そうそう、今年こそは京都に行こう。勿論、伏見に用があるのです。(7月2日)

 狐面は数枚持っていますが、これはつい最近、埼玉県の春日部張子(五十嵐健二)さんにて購入しました。春日部張子は五十嵐健二さんが起こしたもので、ご子息の俊介氏・祐輔氏が後継者となり、張子をはじめ情趣豊かな作品を、伝統をふまえつつ創作してゆくというスタイルで製作されています。
 この面は五関張子(埼玉県旧浦和市/廃絶)の型から五十嵐さんが復元したもので、「狐面(雌)」とありました。「狐面(雄)」もあるのですよ。これまでにかなりの数の狐面を見てきましたが、いかにも「江戸の狐の顔だなあ」と感心しました。ここまで彩色が少ないお面は珍しいし、多分難しい。(実際は画像より赤い地色。白でも良さそう)今年の行列用お面候補の筆頭です。本当は他にもかわいい狐面があったのですが、一度に買うのは大変なので見送りました。サイトからも買えるそうです。(6月28日)
 ★サイトはコチラ→「招き猫本舗」春日部張子人形店ホームページ 

 「滴る」というと涼感ある夏の季題(季語)ですが、手水鉢に滴るのははじめて見ました。手水舎・手水鉢は凝っているところは凝っているもので、「龍の口」から水が吐き出されているものもあれば、「獅子の口」、或いは「狐の口」からというものもあるそう。近頃は節水ということで『センサー付』というものも一般的となり、柄杓をかざすと水が出る。公衆トイレが『センサー付』は当たり前ですが、これが手水鉢のこととなると初めは戸惑ったものです。柄杓に直に吐水を受けて、「掬わなくてもいいんかな?」という感じに。そうしてみると、鉢に張られた水は何か。飾りか? などと悩みます。
 一方で昔よりある箱型の手水鉢を使って、軒に料亭の手拭を翻らせているところもあり、これは勿論情緒に豊んで「境内=憩いの場」と感じられます。
 駒込の染井稲荷神社に参拝してきました。ここの手水舎もなかなかのものです。 (6月21日)

 来月7月からたばこ税の増税に伴い煙草が値上げになります。かくいう僕も喫煙者なので頭の痛いトコロです。まぁ、止めりゃイイわけですよ。

 当サイトでご覧の通り、江戸では、その市中市外に数多くのお稲荷さんが祀られました。一方、「お地蔵さん」といえば「京都」の印象がありますが、都内にもお地蔵さんは数多く見られます。左は「金塚地蔵堂」新宿区北新宿3-1にあるお地蔵さんです。このお地蔵さん、「祈願をすればたちどころに『煙草嫌い』になる」といわれるお地蔵さんなのです。そんなありがたい霊験がありながら、奥ゆかしいことに案内板の設置等はなく、「知る人ぞ知る」といった格好です。ちょいと詣でて来ましたが――結果や如何に? (6月20日)

 曇りがち、雨がちの日が続きます。石狐を記録するためにカメラを持ったのですが、「撮影」というものは光を捕えるものだから、当然曇りや雨は苦手です。やってみてつくづく分かりました。それまでは「撮影」というと、眼前の物を「見る」という意識が削がれると思って避けていました。曇りや雨、夜をも表情豊かに撮影するのが「技術」でしょうが――うまくいかねぇ orz  なかなか大変です。これはどうやら「機材」の問題でなく、「技術」の問題。
 「亀塚稲荷神社」に額の花が咲いていました。紫陽花に比べて抑えた風情。古風な品のよさがあり、こんな曇りの日には特に清らかに見えます。(6月16日)

 鳥取の張子人形「おとん女郎」をみつけました。
 もとになっている伝承はいわゆる「狐の恩返し」の話で、「おとん狐」は助けてくれた恩返しにと美女に化けて京の遊郭に売られていくという話、だったと思います。伝承はそのうち調べるとして(笑)、「頬かむり」で合ってるのだろうか。何か違う気が……と、検索してみたら「吹流し」という被り方らしいです。「(女性の被り方)片方の端を口にくわえると色っぽい」 ――なるほど、手拭も奥が深い。
(こちらを見ました。↓とても詳しい説明がされています。
「大江戸神輿保存会蒲田三水睦」http://sansui623.hp.infoseek.co.jp/kouhou/tenugui.html
 各地の郷土玩具には狐をモチーフにしたものがかなり多くあります。これがまた、みんな個性的で面白いのです。網羅はとても無理だけれどすこしづつUPしてみます。(6月7日)

 寺社に千社札はつきもののように思えます(というか以前の僕はそう思っていた)が、実のところ社寺によりその反応は異なるし、おそらく歓迎されていないと思ったほうが良いです。「景観を荒らす可能性がある」ので当然です。貼る前に管理者をたずねれば、中には歓迎してくれるところもあると思うし、貼っていい場所を教えてくれると思います。
 「社務所や庫裏がない」とすれば、町会の管理であることが殆どです。立派な祠が個人の管理のこともありますが、その場合はまず隣接の家です。もと邸内社だったものが開放されている場合、社務所・庫裏はない(祭礼には縁のある神主さんが呼ばれている)ことが多いのですが、特に都内では「管理者不在or不明」ということはあり得ないので、近所のふるくからの商店の方に尋ねると分かります。ちなみに写真の千社札は木札ですが、有名な『小岩武生』さんのものではありません。念のため。(5月25日)

 笠間の陶炎祭(ひまつり)で購入した陶人形のクダギツネオコジョ。作者は笠間に陶房をかまえる大崎透氏。この作家さんは、いきいきとした動物の姿を遊び心と愛情を込めてつくり上げているので、見つけるとチェックしています。落花生を抱いたネズミやつぶらな瞳を向ける子犬、逆立ちしたカバ……。作品群を『陶の動物園』というのがうなずけます。
 それはそうと、いっこうに狐を手がける様子がないorz つくってくれないかな、キツネ。
(5月23日)

 井の頭自然文化園のキツネ舎で、ふと標識が目にとまりました。ホンドギツネの生息地に「四国」とある。よくよく見れば「キツネのこと」のところでも自分で書いていました(笑)。はて?
 ――四国にキツネはいないものと勘違いしていました。検索をかけてみたところ「KUCHIBASI」というサイトに証拠画像を発見。『和漢三才図会』に「四国にはいない」とあるのを強く記憶してしまっていたようです。気をつけないと。
 そんなワケでひさしぶりにトップの画像を差し替えて見ました。ちょっと暗いけれど、う〜ん、キツネは絵になります。
 サーバーに余裕があったのでキツネ画像庫をつくってみました。(5月21日)

 益子にも行きました。ここは狸の里なのか? 有名な窯元共販センターの看板の大狸は信楽系統の姿です。ちなみにコレ、背後に見えているのが二階屋ですから身長10mはありそうです。例のブツも比喩でなく八畳敷と見えます。
 益子はその150年の歴史の草創期に信楽の影響を受けたといわれます。すると狸もそれ以来かもしれません。いずれ調べることになる予感。狸は「陶」の道をやって来たのか? (5月5日) 

 朝靄がゆるやかに川岸の木々を呑み込んで、橋桁に押し寄せています。
 標識は埼玉県幸手市の境界を示していて、どうやら靄の底には江戸川が流れています。靄は流れるでもなく、行き場を失って足元の土手にまで溢れてきました。見るとさっきまであったはずの梢が分からなくなっています。
 そんなわけでちょいと遠出です。笠間に行ってきました。ゴールデンウィーク特別企画? 笠間稲荷神社女化神社にお参りしてきました。ともにかねてより参拝を企てていたお稲荷さんです。(5月4日)

 銀座・兜屋画廊に張り子人形作家の荒井良氏の個展が開かれているというので、出掛けてきました。同氏の作品は京極夏彦の文庫の表紙に使われているので、そう言ったほうがピンと来る人が多いでしょうか。僕はこれらの妖怪作品群が「張り子」だとはしばらく認識していなかったため、「張り子」と知って以来、これはどうしても作品を実際に見たい!と思っていましたが、今回個展があると知って遂に現物を鑑賞する機会に巡り合ったのです。
 感動しました。「張り子」って……何? 改めて質感の素晴らしさに驚きました。殊に人物を造形したものには皮膚に透かし見える血管や、その向こうの骨格――本当に空洞なのだろうかと、むしろ謎が深まってしまいました。
 もちろん「狐」も。「化粧狐」と題された、野狐が木の葉で装束をつくり、まさに化けようというところ。どんな娘に化けたものか、続きが見たい。(4月21日)※画像は個展のDM、〜4/30。

 今戸焼。浅草今戸に天正年間(1540年頃)に始まったといわれる窯業で、古くは土器や瓦を焼き、殊に招き猫をはじめとする土人形は有名。今戸土人形は伏見人形の影響を受けており、今もその型が伝えられているそうです。お稲荷さんの道ですね。折をみてUPしたいテーマです。
 土人形は庶民の愛玩品となり、最も隆盛した天保頃には多くの種類が作られましたが、面白いのは神社の授与品も作られたこと。既に掲載している今戸神社口入稲荷(玉姫稲荷)被官稲荷(浅草神社)九郎助稲荷(吉原神社)のものがよく知られています。(今戸神社・口入稲荷・被官稲荷では現在も授与品としています)
 さて右が今戸焼土人形。かわいいでしょ? 現在、今戸焼の唯一の窯となった「白井」さんのオリジナルの母子狐、やたら和みます。(4月18日)
 「今土焼窯元 白井:台東区今戸1-2-18/03-3872-5277」

 桜の桜田壕から桜田門をのぞんでみました。
 外壕の水にくらべて内壕のがやや澄んでいます。とはいえ、綺麗とは言い難いのですが……。
 桜木は水を清浄にするといいますが、本当なのだろうか? 水際に吹き寄せられた花弁の先に目を凝らしつつ、ひょっとして水面の花弁に視線が留まって水に目がいかなくなるのか?とも思いましたが、井戸の脇などにもよく植えるものですね。
 内外の堀の水がキレイになると素敵ですよね。

(4月5日)

 王子稲荷神社のおひざもと、飛鳥山でお花見です。そういえば、飛鳥山にせよ上野の山にせよ桜の名所であるとともに、狐の名所(?)でもあります。老若問わずの宴会で、心地よい時間を過ごしました。

 子ぎつねの舞い。
 (4月2日)

 花曇り。桜のころの曇りがちなのをいう言葉ですが、好きなことばの一つです。「花」のつく言葉を求めて、手近にあった「改訂版ホトトギス季寄せ」を繰ってみると、花の雲、花吹雪、落花、花の塵、花の雨、花守……と枚挙に暇がありません。つくづく美しい国語だと感心します。
 東京では今月の末にも花が開き始めるそうです。近頃は街中の小さなお社でも蛙が穴を出る匂いがします。写真は台東区今戸神社の河津桜、花の盛り。
(3月18日)

 必然的に「子ぎつねヘレン」が気にかかります。といって選択肢は「観る」よりほかないのです。
 ふだん動物映画はまず観ません。ディズニーのリメイクが公開される「南極物語」は小学校の頃に観ましたねぇ…。あとは「子猫物語」と「ドン松五郎の生活」くらいか。多くはないですよね? まず観ないってのは言いすぎた。
 原作がキツネ界(?)の重鎮竹田津実先生、なれば観るしかない。問題はすこぶる高確率で泣かされそうなこと。連れだって出掛けるワケには行かぬ。内緒でコッソリ行く。
 映画館の隅でいいトシこいたオッサンが泣いていても、そっとしておいてください。ひとそれぞれ事情ってモンがあるのです。 (3月13日)
 ――案の定泣いちまったじゃないですか……
(4月10日)

 ここしばらく日本橋上の首都高移設が話題です。このサイトで時事的な話題に触れたのは初(笑)。
 首都高速は昭和39年の東京オリンピック以来40余年、日本橋に覆い被さっている。この東京の景観の悪さの象徴といって過言でない。雨ごとに攪拌され異臭を放つ外濠も、そう感じる。
 「日本橋 みちと景観を考える懇談会」(座長・中村英夫武蔵工業大学学長)では4つの移設案のうちから1案を、夏までに選出するそうです。高架の移動か地下埋設かということで、地下案が3パターン。首都高移転は是非実施して欲しいが、費用概算は5000億円だという。
 高すぎる。これも東京一極集中が原因なんだ、と思ってみると、その象徴も日本橋なのだなと気付いた。(3月9日)
                              日本橋

 小岩武生さんという人がいる、らしい。
 僕はここで稲荷社を中心に掲載しているわけだけれど、動きとしては、マンションの植込みに埋もれたお地蔵さんであっても嗅ぎ当て、参拝はしています。
 お稲荷さんは小祠が多い。お稲荷さんか分からないが「何かある」、となれば行って見ないと「何」か分からないので、行く。反対に大きな社寺があれば、境内にお稲荷さんが祀られているかも知れない。で、行く。結局は全ておまいりする。その行く先のほとんどに「小岩武生」氏の行跡がある。極めて目立たない祠にも、ある。むしろ小祠のほうが空間が狭いので、小さな木札が目にとまる。千社札お断りの社寺は多い。それでもこれだけ目に付くということは、この人も全社を巡っている人なんだろう。
 何者か? ―――考えれば、僕がヒトに言えた身ではない。
(2月27日)

 梅の蕾がふっくらと、もうほころぶかという陽気です。とはいえ、明日からまた寒さが戻るという予報。
 初午は暦の日付で云えば二月初午ですが、元来は旧暦のことですから気候は三月初午の方が近いといえます。そのため現在、各お稲荷さんの祭日は二月初午と三月初午とに分かれています。あとは諸々の事情やら慣習で、二ノ午日祭礼や、さらに近い土・日曜日へのシフトがされています。

 冬の間、里山に籠もっていた狐たちは、春先に田畑に下りてきます。江戸の町に適応した狐たちは丘陵地などに籠ったのでしょうか。春は彼らの出産期で、出産した狐はしばらく穴居しますので子づれ狐はもう少し遅れます。江戸の町の狐達は現在の野良猫のイメージですかね?
 町暮らしの狐についてはイギリスに答えがありそうです。(2月23日)

 『江戸のおいなりさん』の塚田芳雄氏は同書中で、石狐はいつ現れたのか、と『江戸名所記』(寛文2年(1662)刊)の「忍岡稲荷(現花園稲荷神社)」の挿絵の一対の狐を示しています。本文には「両わきに白き狐有」。石狐が白狐を象ったと数箇所で確認できていますから、逆にこの「白き狐」が石狐である可能性が十分にあります。(木製かも知れないケドね)
 石狛犬の日本最古は東大寺南大門のもので、建久7年(1196)、宋からの輸入です。都内の現存最古は円丈師匠によれば目黒不動の承応3年(1654)。
 石狐は吹上稲荷神社の宝暦12年(1762)が現状確認している最古ですが、ここに100年のブランクがあります。実は先日関東近県某所(公表の許可なし)にて偶然「正徳6年(1716)」を発見。きっと他にも残っているハズですが、さしあたり、その石狐が保守されることを願います。 
(2月20日)

 暖かい日つづきで嬉しい。
 掲載させてもらえた神社・お寺・お稲荷さんが100を超えました。ということで200を目指すのですが、実のところ参詣した数はお稲荷さんだけでも500くらい。HPつくる前からだから反映してませんが。
 で、そろそろ良いかな、と天保につくられた「稲荷百番付」からのリンクを設置してみました。――半分もリンクが貼れない。しかもまだ行っていないお稲荷さん多過ぎ orz
 まあ、それだけ未見のおキツネさんがいるということで吉としましょう。(2月15日)

■お願い■

 今年の午の日は2月10日(初午)・22日、3月6日・18日…です。
 掲載している祭礼日は原則的なもので、場合により変更されることがあります。祭礼を目当てにお出かけの際は、念のため当該の社務所等にご確認ください。

 写真の白馬は多武峯内藤神社(新宿)の伝説の駿馬像。初午とは関係ないけど。
(1月28日)

 八年ぶりという大雪。新宿に用事があったので、花園神社に参詣。道路の雪は降るなり解けているのですが、境内は一面の雪。雪の掻かれた参道が描き出されています。
 おキツネさんも雪をかぶっています。(1月21日)

 鎌倉に用事があったので、鶴岡八幡宮へ足をのばしてみました。
 人日とはいえ土曜日ということもあってか大変な賑わい。神楽殿の人混みに分け入ると、見慣れた狐(?)発見。どこまで行ってもお狐さんがいます。
 舞台には稲荷神の翁も居るのですが、座りっぱなしです。たまにお狐さんを呼んで用を言いつけます。
 休ませてあげなよ。(1月11日)

 あけましておめでとうございます。本年は丙戌、「火」に「土」です、なんとなく狐年のような。
 ということで王子稲荷―王子装束稲荷の「狐の行列」に参列してお年越し。いやいやいや面白かったです。やっぱりお江戸の人は狐好き。行列が王子稲荷に至り、舞の奉納を見物――写真撮るの忘れたぁ!! まあ、そういうこともあります。
 行列については、あらためてUPします。……(*´・ω・)ドウスッカナ

(1月3日)

 →→→→狐の行列UPしました(1月11日)

 皇居のお濠にはハクチョウがいます。どっから来ているのか。
 写真を撮って照らし合わせてみたら、「コブハクチョウ」という種類。説明に「皇居の堀などに留まる」とある、お前ら一年中いたのか!

 しょうじきなところ、猫より犬派。
 東京は猫だらけの街です。公園・寺社はもちろんのこと、あろうことかお稲荷さんのキツネ用スペースまで猫が占拠しています。半野良か、とはいえ飢えるふうもなく気ままなもの。
 縦型の瞳孔は狐と同じ、夜行性だからでしょう。調べてみるとネコ科のライオンなんかの瞳孔は丸いみたい。

 江戸の市井に「稲荷寿司」が登場したのは天保の頃。「にぎり寿司」の元祖・花屋与兵衛が本所横網に店を出したのが文化頃だというから、こちらのほうが早い。意外です。
 稲荷寿司の老舗の店が結構あるので、たまに食べます。総じて味付けが濃くて、慣れると「濃味」でなければならない気になってきます。
 埼玉県北の妻沼の稲荷寿司は江戸時代の稲荷寿司の姿をとどめているとか。行ってみた。……長っ。長さが普通の倍はある。三軒みつけて三軒食べたけど、共通点は「長さ」。味付けは、それぞれ。具がないのはいまの東京の店と一緒です。

 京阪の稲荷寿司は三角らしいので今度行ったら食べてみよう。

 猫がいました。キツネはイヌよりもネコに似ている、と思うことがあります。慌てて撮ったらピンボケしました。彼は背中あたりをじろじろ見られていて、落ち着かないたらありゃしない。

 去年、縁あって東京の真ん中らへんに暮らしはじめました。「伊勢屋、稲荷に……」というように、路地を少し入ると赤い鳥居が見つかります。何となしにお参りして、いつも気になるのはおキツネさん。どれだけいるんだというハナシです。子連れ、玉・鍵、寝てるのもいれば、通りがかっただけのヤツまでいる始末。わかりました。お江戸の人はキツネ好きなんです。(10月5日)